転職のタイミングと注意点【転職の理由と目的を明確にした成功例】

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転職をするのであれば、成功させたいと誰もが思います。

 

私は転職を繰り返し、現在は4社目になりますが転職に成功しました。正確には「転職に成功したと思えている」という言い方になります。

 

大した学校を出たわけではなく、しかも根性がなく、ストレス耐性も最弱な私が、転職を繰り返すことにより成功にいたった事例を紹介させていただきます。

 

あくまで一例として、参考になれば幸いです。

 

転職の履歴

私の転職の履歴を簡単にまとめたものが下の図になります。

(年収に残業代は含めていません)

 

私は地方私立大学の理系学科を卒業後、大手自動車部品メーカーに就職しました。

 

が、工場勤務が肌に合わないことに気づき、経理職での転職を決意、簿記の資格を取得後、1社目の会社を退職しました。

 

その後経理職での転職を繰り返し、4社目の現在は勤続12年で年収は約700万円になりました。

 

ストレス耐性が貧弱なため、人間関係やプレッシャーにすぐにくじけてしまい、転職を逃げ道に使いそうになったことも多々ありました。

 

しかし、転職は「ある信念」を持って実行することで、最終的には満足できる会社に入社することができました。

 

ある信念とは、

転職の理由・目的を明確にすることにより、自分なりの転職のタイミングを設定し、それに従うこと

です。

 

ストレス耐性が貧弱な私は、信念を持っていないと仕事を続けられる人間ではなかったのです。

 

 

転職の理由と目的

転職の理由・目的で多いのは「人間関係の悪さからの脱出」だと思います。

 

人間関係を転職の理由とするのは良くないと言われています。

 

私も人間関係に苦しむことが多かったですが、どこの会社に転職しても同じだと考え、人間関係を転職の理由とするのは止めました(正確に言うとあきらめました)。

 

では、転職の理由・目的は何になるのだろう?自分でも分からなくなりました。少なくとも、勤めている会社に満足していないから転職したくなるのですが。

 

そこで、「どのような会社であれば転職したいと思わなくなるのか?」を考えました。

 

自分の胸に手を当ててよく考えました。

 

私が満足できる会社とは次の2つが満たされる場所でした。

 

・給料等の待遇が良いホワイト企業

・やりがいを持って働ける会社

 

社会に出たばかりの私には、適正のある職種など分かっていませんでしたが、事務職がやりたいといった気持ちが漠然とありました。

 

結果、経理職で働ける、待遇のよい会社を求めて転職活動をスタートさせました。

 

それ以降、転職の理由・目的としては、「より待遇の良い会社または、よりやりがいのある職種が見つかったから」以外は承認しないと自分の中のルールを決めました。

 

 

転職のタイミング

転職の理由・目的を明確にした私にとっての転職のタイミングは、「条件に合う会社が見つかった時」です。

 

しかし、社目→2社目の転職で工場勤務から経理職への転職を目指した私に待ち受けていたのはかなりきびしい現実でした。

 

経理職を募集している会社はたくさんあるのですが、経理の実務経験が全くない私が応募できる会社はほとんどなかったのです。

 

何とか実務経験なしでも採用してもらえる会社に入ることができましたが、給料・休日・将来性が、大卒で入社した1社目と比べて悪くなりました。

 

当初は転職したことを後悔しましたが、幸いにも経理職が自分に向いていると感じることができたことがあり、実務経験を積むことに専念しました。

 

その後、経理の経験を積むたびに、より条件の良い会社に転職することができ現在に至ります。

 

今思いますと、転職が決まるタイミングは、転職前の会社でスキルアップし、これ以上今の会社で吸収できるスキルが無いと感じている時でした。

 

待遇面でのステップアップを転職の理由・目的としている場合の転職のタイミングは、スキルが上がった時期となるのです。

 

 

また、「うつ病などの病に倒れた時は転職のタイミング」との考えもあるようです。

 

ただ、私も現在の会社でうつ病を発症し、1か月休職した経験があるのですが、職場復帰する際の会社の対応がしっかりしていたことによって、会社への信頼度がかえって上がりました。

 

コンプライアンス(法を守ること)がしっかりしている会社であれば、病に倒れることが転職のタイミングにはならない場合もあります。

 

運悪くブラック企業に入社してしまった場合は、病に倒れる前が転職のタイミングになりますが、できる限りスキルを吸収し次の転職に生かすべきです。ブラック企業にこき使われただけで、何も残らないのは悔しいですからね。

 

 

転職の注意点

日本の場合、「新卒」が強力な資格に匹敵します。

 

新卒の資格は1社目の入社時にすでに消滅していますので、私のように2社目への転職時には待遇が大きく下がる可能性が高いです。

 

ですので、1社目の会社に勤めていて転職を考える際は、

「この転職の結果が後悔するものにならないか?」をよく考えるべきだと思います。

 

 

また、今回紹介している私の転職事例は、職種を変えないでスキルアップできた場合です。

転職のたびに職種を変える場合は参考にならないと思われます。

(有名難関大学を卒業された方は別かも知れませんが。)

 

最後に

私が満足できる会社の条件はこちらで書いた通り、以下の2点を満たすことでした。

 

・給料等の待遇が良いホワイト企業
・やりがいを持って働ける会社

 

しかし、現在勤めている会社で待遇面では十分満足できていますが、経理職がやりがいを持てるかと問われると答えは「NO」です。

 

もしかしたらもっとやりがいのある職種、いわゆる「天職」が他にあるのかも知れません。

 

それでも現在の会社は定年まで辞める気はありません。

 

待遇の良さで満足できていますし、そもそも自分は会社での労働自体が向いていない人間だとわかったことで、会社に求める条件が待遇面だけに絞られたためです。

 

辞めるとしたら今の会社からの金銭的恩恵に匹敵する「不労収入」を獲得した場合でしょう。

 

こちらの記事で書いていますが、今の会社から得ている金銭に匹敵する不労収入は月額81万円になります。

 

年収700万円だと会社から受ける金銭的恩恵はいくらになるか計算してみた
私の現在の年収は700万円ですが、会社から受けている経済的利益はこれだけではありません。 厚生年金や健康保険料の半分以上を会社が負担して納付してくれていますし、退職時に備えて退職金を積み立ててくれたりしているからです。 ...

 

おそらく今の会社には定年まで勤めることになると思われます。

 

会社に求める「譲れない条件」を1つでも持ち、転職によってその条件が満たされるのであれば、

私のような何の取り柄もない「ストレス耐性貧弱人間」でも勤続することで「転職が成功だった」と

思える時がくるでしょう。

 

 

 

 

 

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